グラハム |
「馬鹿な…。」 「しかし、魔王の力も 持たぬ貴様に、 負けるはずが無い!」 「思い知るがいい!」 |
(グラハム・第2形態との戦闘) |
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グラハム |
「そ…そんな…。」 |
(グラハム、消滅する) |
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蒼真 |
「奴に集まっていた魔力が 四散していく…。」 |
有角 |
「城の魔力が弱まった今なら、 元の世界への道が、 開けるはずだ!」 |
蒼真 |
「どうすればいい。」 |
有角 |
「命じろ! 城に力を示したお前になら それができるはずだ!」 |
蒼真 |
「分かった。 やってみる。」 「我が名にかけて命ずる! 我々、生ける者達を、 有るべきところへ返せ!」 |
有角 |
「……。」 |
蒼真 |
「……。 何も起きない…?」 |
有角 |
「いや、空間が裂け始めた。」 |
蒼真 |
「戻って来れたのか…?」 |
弥那 |
「間違い無いわ。 戻ってこれたのよ。」 |
有角 |
「見事だ。 よくやったな。」 |
蒼真 |
「あれ、他のみんなは?」 |
有角 |
「彼等なら心配無い。 じき現れる。」 |
蒼真 |
「城は… 城はまだあそこにあるのか?」 |
有角 |
「そうだ。 城は新しい城主を求めている。」 「また、ドラキュラとなるべき 者が現れるだろう。」 「いつになるのかは、 分からんが…。」 |
弥那 |
「蒼真君どうしたの? 帰ってこれたのに、 深刻な顔してる…。」 |
蒼真 |
「俺は未だに、あの城に 呼ばれている気がする…。」 「本当にいるべき場所は、 あそこなのかもしれない…。」 |
有角 |
「……。」 |
弥那 |
「考えすぎよ。 だって、現にこうして 帰ってれたんだから…。」 |
蒼真 |
「だと、いいけどな…。」 |
有角 |
「お前が本当に呼ばれているなら、 それはそのとき 考えればいいことだ。」 「とにかく今は休むことだ。」 |
蒼真 |
「そうだな…。」 |
弥那 |
「うん。」 |
(スタッフロール) |