(ヨーコが、グラハムに剣で刺されている) |
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蒼真 |
「!?」 |
グラハム |
「ちっ! 邪魔が入ったか!」 |
蒼真 |
「ヨーコさん!」 |
(グラハムが消え、ヨーコは倒れる。) |
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蒼真 |
「大丈夫か? 無事なら返事をしてくれ!」 |
ヨーコ |
「だ、大丈夫…。 ありがとう…。助けられ ちゃったわね…。」 |
蒼真 |
「グラハムめ、何てことを!」 |
ヨーコ |
「奴は…、城の力を得て…、 以前とは…、比べ物に ならなかった…。」 「あは、は…。 予定が…、狂っちゃった みたい…。」 |
蒼真 |
「もうしゃべらなくていい!」 |
ヨーコ |
「奴には…、気をつけて…。 む、無理は、しちゃ…、 駄目よ…。」 |
蒼真 |
「!? ヨーコさんっ!」 「まだ、息はある。 気を失っただけか…。」 |
(有角が歩いて来る) |
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有角 |
「失策だった。 奴め、これほどの力を 得ていたとは…。」 |
蒼真 |
「そんなこと言ってる場合か? ヨーコさんが!」 |
有角 |
「行け。 後は俺が何とかする。」 |
蒼真 |
「そんな無責任な事が できるか!」 |
有角 |
「彼女の事なら心配するな。 お前には、やらねば ならぬ事があるはずだ。」 |
蒼真 |
「グラハムも玉座に向かってる。 そこには何があるんだ? 俺に何を隠してる!?」 |
有角 |
「それは言えん。 だが、お前はそこに 行かねばならない。」 「そうしなければ、弥那も、 そしてヨーコも助からん。 全てはお前次第だ。」 |
蒼真 |
「……。」 「くそっ! あんた…、性格は悪いが、 嘘をつくタイプじゃない。」 「操られてるみたいで、 むかつくけど、ここは 従ってやる。」 「城から脱出できたら、 全部話してもらうからな。」 |
有角 |
「いいだろう。 さぁ、もう行け。」 |
<ハマーに話し掛ける> |
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ハマー |
「なぁ、奥に運ばれた人、 大丈夫なのか?」 |
蒼真 |
「分からない。 かなりひどい傷だから…。」 |
ハマー |
「俺の持ってる薬でも どうにもならんな…。 助かると良いがなぁ…。」 |
蒼真 |
「そうだな。」 |
ハマー |
「何ってったって、俺好み だからなぁ…。」 |
蒼真 |
「……。」 |
ハマー |
「おっと、商売しなきゃな。 さぁ、どれにする?」 |
<弥那に話し掛ける> |
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弥那 |
「あっ、蒼真君。 ヨーコさん大丈夫かな…。」 |
蒼真 |
「ヨーコさんと知り合いか?」 |
弥那 |
「うん…、昔からね。 よく家に、遊びに来て くれてたから…。」 「私って、一人っ子だから、 お姉さんのように接して くれてたの…。」 |
蒼真 |
「そうか…。 有角かここに運んだのか?」 |
弥那 |
「うん、そう。」 |
蒼真 |
「なら大丈夫だ。 有角が心配するなって 言ってた。」 「助かる確信があるから、 ここに運んだんだ。 絶対助かる。」 |
弥那 |
「蒼真君が、そう言うなら、 信じる…。」 |
蒼真 |
「大変だと思うけど、 よろしく頼む。」 |
弥那 |
「うん。 まかせて。」 |
<ヨーコに話し掛ける> |
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ヨーコ |
「……。」 |
(蒼真はランダムで以下3つのどれかを言う) |
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蒼真 |
「意識…。 戻るのかな…。」 |
蒼真 |
「眠ってるみたいだ…。」 |
蒼真 |
「死なないでくれ…。」 |
J |
「……。」 |
蒼真 |
「J、どうしたんだ? 顔色が悪いぞ。」 |
J |
「し、心配ない…。 い、今…。何もかも 全て思い出した。」 |
蒼真 |
「!?」 |
J |
「お前の暗黒の戦いが、 記憶を呼び覚ます 引き金になったらしい…。」 「やはり、俺はドラキュラと 深い因縁があった。」 |
蒼真 |
「やっぱりそうだったのか。」 |
ユリウス |
「俺の本当の名前は、 ユリウス・ベルモンド…。」 「はるか昔から、ドラキュラを 封じてきた一族の末えいだ。」 |
蒼真 |
「もしかして、1999年に、 ドラキュラを滅ぼしたのも…。」 |
ユリウス |
「あぁ、俺だ…。 まぁ、俺一人の力だけでは 無いが…。」 |
蒼真 |
「じゃあ、もし予言どおりに ドラキュラが復活したら?」 |
ユリウス |
「俺がやらねばならん。 それが宿命だ…。」 |
蒼真 |
「じゃあ、グラハムという男に 会ったことは?」 |
ユリウス |
「グラハム? あぁ、あの宗教家か。」 「さっき、会った。 だが、俺の顔を見るなり 逃げて行った。」 |
蒼真 |
「奴は自分で自分のことを、 ドラキュラだって言ってた。」 |
ユリウス |
「確かに奴からドラキュラの 力は感じた…。」 「だが、奴がドラキュラとは 信じ難いな…。 それより、むしろ…。」 「いや、止めておこう。 ただの推測に過ぎん…。」 |
蒼真 |
「?」 |
ユリウス |
「仮に、奴がドラキュラだと して、今の俺に奴を 倒すことはできん。」 |
蒼真 |
「何故?」 |
ユリウス |
「武器が必要だ。」 |
蒼真 |
「武器?」 |
ユリウス |
「そうだ、我が一族に伝わる ヴァンパイアキラーと 呼ばれる鞭だ。」 「1999年に、ドラキュラの 魂と魔力を引き剥がすために、 城と共に封じられた。」 |
蒼真 |
「じゃあ、この城のどこかに?」 |
ユリウス |
「あぁ、どこにあるのかは わかっている。 俺は今からそれを取りに行く。」 |
蒼真 |
「分かった。 気をつけて。」 |
ユリウス |
「俺の推測が外れる事を 祈ってくれ…。 じゃあな。」 |
グラハム |
「遅かったね、蒼真君。 すでに、ドラキュラの力は 私のものだ。」 |
蒼真 |
「ドラキュラの力なんて 関係ない!」 「俺がここにきたのは、 この城から出るためだ。」 |
グラハム |
「今の私なら、あなたを 外に出すなど、 簡単なこと…。」 「しかしながら、あなたは 私の資産というべき、 怪物の魂を支配している。」 「そんなことが許されるか!? いや、許されるはずが無い!」 |
蒼真 |
「返せるものなら、 全部返してやるさ。 方法があるならな!」 |
グラハム |
「今更、返してもらっても、 人の物を盗んだ罪は 消えんのだよ!」 「そんなことも知らんのか?」 「そして、罪を犯したものには 罰が与えられるのは 当然のこと。」 |
蒼真 |
「何、勝手なこと 言ってんだよ!」 |
グラハム |
「罪状は、この私からの窃盗。 従って、死刑以外 考えられません!」 |
蒼真 |
「ふざけるな!」 |
グラハム |
「特別に、城主である私自らが、 貴様に罰を与えてくれる!」 |
(グラハムとの戦闘) |