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ヨーコ
「蒼真君。
よく、頑張ったわね。」

「私には、次の仕事があるから、
もう行かなくちゃ
いけないけど。」

「君がドラキュラだって、
知ったときは、本当に
びっくりしたわ。」

「寝起きだったしね。」

「でも、良く考えてみたら、
何てこと無かったかな。
あはははは…。」

「……。
君の勇気も、行動も、
絶対忘れない。」

「あっ、まだ、助けてもらった
お礼を言ってなかったわね。
ありがとう…。」

「弟が出来たみたいで、
楽しかったわ。
また、会えると良いわね。」

「それじゃ。」
ハマー
「よう、あんた良く買い物に
来てくれたよな。」

「何か城の中で、商売に
目覚めちまったみてぇだ。
軍人には向いてねぇらしい。」

「近々、退役して店を開こうと
思ってる。」

「絶対来いよ。
サービスするからな。」
ユリウス
「良くやったな。」

「城から脱出するとき、
ヴァンパイアキラーから
力が失われてる気がした。」

「これが何を意味するのかは
分からんが、しばらくは
暇になりそうだ。」

「じゃあな。
また会おう。」
有角
「最も困難な道だったが、
良くやってくれた。」

「しかし、神が善であるためには、
絶対悪が必要だ。」

「今まで、ドラキュラが
負っていた宿命を持つ者が、
現れるかもしれない。」

「そのとき、また会うことも
有るだろう…。
さらばだ…。」

「母の名にかけて、感謝する。」
弥那
「起…て…。
起き…蒼…君。」


白馬神社

弥那
「起きて…。
起きて蒼真君。」
蒼真
「う、ううん…。」
弥那
「蒼真君!」

「良かった…。
心配したんだから…。」

「有角さんは心配要らないって
言ってたけど、全然意識が
戻らないんだもの。」
蒼真
「……。」

「みんなの声が聞こえた…。」

「また、助けられたな…。」
弥那
「また?」
蒼真
「あぁ…。
最後の戦い…。」

「俺だけの力ではダメだった。
みんなの気持ちが、
俺を勝利に導いてくれた…。」
弥那
「でも、本当に良かったな…。
蒼真君が変わらなくて…。」
蒼真
「……。」

「いや、変わったさ。」
弥那
「どこが?」
蒼真
「前より、かっこよくなった。」
弥那
「はいはい、確かに変わったわ。
前の蒼真君なら、
そんなこと言わなかったもの。」
蒼真
「だけど、俺の中には、
邪悪じゃないけど、
魔王の力が眠っている。」

「変わってないはずが無い。」
弥那
「大丈夫…。
その時は、またみんなが
助けに来てくれるわ。」
蒼真
「そうだな…。
そうかもしれない…。
見ろ、日食が終わる。」

「お前の最後の言葉で、
俺は頑張れた…。
ありがとう…。」

(スタッフロール)




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